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「だってさヒュースケンくん、大王の部屋見た事ある?」
「い、いや・・・ないですよ?」
口ごもるヒュースケン。
「それは・・・」
「うわっ、バカ!言うな!」
閻魔は鬼男の口をふさぎにかかる。が、長い爪に刺されて返り討ちにあう。
「それは・・・部屋中にセーラー服の広告とかセーラー服実物とかたくさんかかってるんだよ!あとセー○ムーンとかのポスターとか・・・」
「そんな、まさか北島さんじゃないんだし、嘘でしょ?」
そういってお鍋を運んでくる素子。どうやら今日は肉じゃかのようだ。
「あぁぁっ、素子さん、今日は肉じゃが?いいね~いいね~!」
「・・・話そらしやがったこの人・・・。」
「まぁ、いいじゃないか鬼男。別にムキにならなくても、みんなお前の話のほうを信じてると思うぞ?」
そう微笑む竹中。
「そうだよ、わたしだって見た事あるから、証人になるよ?」
芭蕉もうなずく。そして、話は変わるけど、とノートを取り出す。
「この前書いた俳句の一覧なんだけどさ、これ、曽良君に見せても大丈夫だと思う?」
そういってごそごそとノートをかばんから取り出す。
「・・・」
「これは・・・ねぇ・・・」
「ふむ・・・」
「・・・う~ん」
ヒュースケン、閻魔、竹中、鬼男の顔が苦い笑みを浮かべる。それは、素人からみても俳句とはいえないような代物だったからだ。
「どう?わたし的には結構自信作!」
「どうって・・・やめたほうがいいんじゃないですか?」
「え、なんで?そうかなぁ・・・やめとこうかな・・・」
「そうですね、やめたほうがいいと思います。」
「俺も~!」
「ま、いいんじゃないか?」
竹中さんだけが賛同の笑みを浮かべる。
「そう?そうだよね!」
芭蕉の顔も明るくなる。芭蕉は気づいていないだろうが、どう考えても竹中のあの笑みは何かたくらんでいる顔だ。
ガラガラッ。
「いってきました~」
噂をすれば、曽良君がやってきた。
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